最近、様々なメディアや店頭などで「プラントベース」という言葉を聞く機会が増えていませんか?
レストランや、最近ではファストフードでも「プラントベース」のメニューがあったり、スパーマーケットやコンビニでは「プラントベース」という表示がついた商品が売られているのを見かけるようになってきたと思います。(*0)
「プラントベース」とは何でしょうか?
早速、”ChatGPT”に聞いてみました、、。
ということで、簡潔にわかりやすく、教えてくれました。
そして、植物性の食品を、可能な限り自然に近い未加工な状態で食べる、食事法が、「プラントベース・ダイエット」です。
ここで言う「ダイエット」とは、いわゆる減量のための食事制限という意味ではなく、“食事“や“食習慣“という意味です。「プラントベース・ダイエット」=「植物性の食事」または「野菜中心の食習慣」ですね。
この「プラントベース・ダイエット」を取り入れることで、日々の健康と活力を維持することはもちろん、“心臓病“やあらゆる種類の“がん“、“糖尿病“などの生活習慣病を予防し(疾患リスクを劇的に低下させる)、さらに、既にそれらの病気に罹った身体を回復させることさえできるということが数多くの研究で実証されています。(*1)
過去50年以上に渡る世界中で行われた様々な研究によって証明されたエビデンス(実証データ)に基づいた人間が健康を維持して活力を保つ上で理想的な食事法、それが「プラントベース・ダイエット」です。
プラントベース・ラボでは、この「プラントベース」について、食事やライフスタイル、栄養に関する基礎知識を含めて、情報発信したいと思います。
(*0)消費者庁の「プラントベース食品って何?」
店頭で見かける「プラントベース」の食品は、動物性原材料ではなく植物由来の原材料のみを使用した食品で、例えば、大豆から作ったハンバーグや、豆乳、アーモンドミルクなどの代替乳製品などです。
https://www.caa.go.jp/notice/other/plant_based/assets/representation_cms201_210820_01.pdf
(*1) 「プラントベース・ダイエット」によって、様々な病気の進行が止まって回復に向かったという事実は多くの研究論文で実証されています。これらは、UCサンフランシスコの研究者Dr. Dean Ornishと、クリーブランド・クリニックの心臓外科医Dr. Caldwell B. Esselstyn Jr.による、いずれも深刻な冠状動脈性心疾(CHD)や心臓病が、「プラントベース・ダイエット」によって回復したという、代表的な研究成果に関する論文です。
- Intensive Lifestyle Changes for Reversal of Coronary Heart Disease by Dr. Dean Ornish
プラントベース・ダイエットに取り入れた実験群では1年後よりも5年後に冠動脈の動脈硬化の後退がより多く起こった。一方、通常の食事のままだった対照群では冠動脈の動脈硬化は進行し続け、2倍以上の心疾患に関わる事象が発生した。
1年後、実験群参加者は集中的なライフスタイルの変更を行い、維持することができ、LDL(悪玉)コレステロール値が37.2%低下し、狭心症事象の頻度が91%減少した。 平均パーセント径狭窄はベースラインの40.0%から1年後には37.8%に後退したが、この変化はライフスタイル変更の程度と相関していることが判明した。一方、通常の治療を受けた対照群では、生活習慣の変化はより緩やかで、LDLコレステロール値は6%低下し、狭心症の頻度も165%増加した。平均的な狭窄率は42.7%から46.1%に増加した。
- A plant-based diet and coronary artery disease: a mandate for effective therapy by Dr. Caldwell B. Esselstyn Jr.
薬物、ステント、バイパス手術からなる現在の緩和的な心臓血管医療は、血管疾患の流行を治したり止めたりすることはできず、財政的に持続不可能であるということである。プラントベース・ダイエットは、内皮細胞が一酸化窒素を産生する能力を回復させることができ、罹患率、死亡率、さらに追加費用なしに病気を食い止め、回復させることができる。
コメント